どうもこんにちは、ネコスキです。
再就職して約3か月が経ちました。
設備管理系の仕事場がどうなっているのか知りたい方もいると思いますので、
ここでちょっと職場の雰囲気について軽く紹介です。
私が所属している部署には常時、5名~10名ほど人が滞在しています。
割と規模は大きめです。
職場は意外とゆるい感じです。
普通にテレビ観たり、スマホいじったり、
普通にお菓子食べてたりしてる人がいます。
いいのかそれで(;・∀・)
私は新入社員なので、さすがにしません。
まあ、以前の職場はピリピリしすぎてたので、
これくらいゆるい方が私は良いですね。
職場のルールとしては、風邪をひいたら休まなくてはいけない決まりがあり、
割と病欠に関しては融通が利くので良かったです。
新入社員が頻繁に休んだらまずいと思うので、
なるべく睡眠とって、美味しいもの食べて、ストレスを軽減していきたいと思います。
さてそれでは、
本日はボイラーの水管理と化学洗浄についての勉強です。
pHについて
pHは、JISではピーエッチ、慣用的にはペーハーと言います。
水が酸性かアルカリ性かを決めるには、水中に含まれている水素イオンと水酸化イオンの量によって決まり、これを表示する方法として、水素イオン指数のphが用いられます。
常温25℃でpH7が中性。pH7未満が酸性。pH7を超えるものがアルカリ性です。
私はリトマス試験紙で、数字が小さい方が中性で赤。
高い方がアルカリ性で青、と覚えました。
酸消費量について
酸消費量とは、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分を示すもので、
炭酸カルシウム(CaCO3)に換算して mg/Lで表します。
また、酸消費量には酸消費量(pH4.8)と(ph8.3)という2つの種類があります。
pH4.8とは、メチルレット溶液という試薬を用いて、アルカリ成分をPh4.8まで
中和するのに要する酸の消費量のことを言います。
ph8.3とは、フェノールフタレイン溶液という試薬を用いて、アルカリ成分をPh8.3まで
中和するのに要する酸の消費量のことです。
硬度
カルシウム硬度
カルシウム硬度とは、水中のアルカリイオンの量を、炭酸カルシウムの量に換算して表したものです。
単位はmg/Lで表します。
マグネシウム硬度
マグネシウム硬度とは、水中のマグネシウムイオンの量を、炭酸カルシウムの量に換算したものです。
単位はmg/Lで表します。
全硬度
全硬度とは、水中のカルシウム硬度とマグネシウム硬度の合計を、
これに対応する炭酸カルシウムの量換算して表したものです。
単位はmg/Lで表します。
水管理のポイント
・酸性かアルカリ性かは、水素イオンと水酸化イオンの量によって決まる。
・酸消費量とは、アルカリ分を示すものである。
・マグネシウム硬度は、マグネシウムイオンの量を「炭酸カルシウム」の量に換算して表す。
化学洗浄について
化学洗浄とは、薬剤を用いてボイラー内を洗浄することを言います。
手作業で落とすことのできない汚れを落とすのに用いられます。
化学洗浄には主に酸洗浄とアルカリ洗浄の2種類があります。
酸洗浄
酸洗浄とは、薬液に酸を用いて、ボイラー内のスケールを溶解除去する洗浄方法のことです。
酸洗浄には主に塩酸が用いられます。
しかし、酸はボイラーを腐食しやすくするので、腐食を防止するため、
洗浄液には抑制剤(インヒビター)が添加されます。
さらに、必要に応じて他の添加剤も併用されます。
添加材には、シリカ溶解剤、銅溶解剤、銅封鎖剤、還元剤、などがあります。
酸洗浄の洗浄工程
酸洗浄の製造工程は順番が決まっていて、
①前処理 → ②水洗 → ③酸洗浄 → ④水洗 → ⑤中和防錆処理
の順番で処理されます。
酸洗浄の前処理について
ボイラー内にシリカ成分が多く残っている場合は、落としやすくするために前処理を行います。
前処理は、所要の薬剤でスケールを膨潤させる処理です。
膨潤とは、液体を染み込ませ膨らませることです。
酸洗浄中の注意事項
酸洗浄中は、水素(H2)が発生します。
水素に引火すると爆発を起こして危険なので、
ボイラー周辺は火気厳禁とします。
タバコ厳禁です。
また、酸洗浄中はボイラー本体に取り付けられている付属品への影響を避けるため、
付属品を取り外して行います。
アルカリ洗浄について
アルカリ洗浄とは、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)などのアルカリ性薬品を用いて、
ボイラー内を洗浄することを言います。
主にボイラーの工作中や、修繕で付着した油脂、ペンキ類などを除去するのに使用されます。
アルカリ洗浄の基本的な洗浄方法は、薬液をボイラー水に添加し、ボイラーを運転して
ボイラー水を十分に循環させるものです。
化学洗浄のまとめ
ということで、化学洗浄についてのまとめです。
化学洗浄(主に酸洗浄)についてまとめると、
・酸洗浄とは、酸でスケールを溶解除去することである。
・酸には抑制剤(インヒビター)を加える。
・中和防錆処理は最後に行う。
・シリカ分が多い場合は、前処理で膨潤させる。
・酸洗浄中は水素が発生するので火気厳禁である。
このようになります。
以上です。お疲れ様でした!
コメント